へへ〜v
今日は、桃と大好きなプリンを作るんだもんね!
失敗したプリン。
デンライナーで寛いでいたモモタロス。
と言うよりか・・・ただぼぉーっとしているだけだった。
ウラタロスに『先輩?』と呼ばれても、キンタロスに頬をベチベチ叩かれても、
リュウタロスに顔に落書きされても、桃の顔は呆けたままだ。
「ねぇ、いつもの先輩じゃあ・・・ないよね?」
「もしや・・・モモタロスの奴、『恋』でもしとるんか?」
「わぁ〜!何ソレ?食べ物〜?」
違うよ・・・と浦が言う。
「桃〜!プリンの材料、買ってきたよ。一緒に作ろうね♪」
すると、デンライナーのドアが開き、買い物袋を持っている
が現れる。
そんな彼女を見た桃の顔は、さっきまでの呆けていた顔とは裏腹に、すぐ明るくなる。
「二人で作ったら、きっと美味しいプリン、作れるからね!頑張ろうね」
「お、おぅ・・・・・・////」
――ナオミさんに台所貸して貰えるように頼んでおいたから、早速取り掛かろ〜!
そう言うと、
は嬉しそうに口笛を吹き桃の手を取った。
桃は元から身体が赤いから分からないが、表情を見て分かった。
桃は今・・・・・・・ニヤケているんだ・・・・・・・・。
「ちょっとちょっと、あの二人どういう関係?僕全然知らないんだけど」
「それが『恋』っちゅうもんなんや。泣けるで・・・」
「ねーねー!だから恋って何なのさ〜!!」
龍は子供がだだをこねるように暴れる。
「リュウタロスには、まだ早いかもね〜」
浦は、クスリ・・・・・・・・・・・・・・・・・と笑った。
「えっと〜・・・この本をみる限りは・・・まずカラメルソースを作らなきゃ!」
はニヤニヤしながら、耐熱容器に砂糖と水を入れる。
それを、桃はじっと見つめるだけ。
「おい」
「ん?何、桃?」
「俺は、手伝わなくて良いのかよ?そ、その・・・・・俺も何か出来ることねぇかなって・・・///」
「・・・じゃあ、プリン液作ってくれる?まず最初に、ボウルにこの卵を割りいれて
牛乳を人肌ぐらいにレンジで温めて、砂糖を加えて卵と合わせてね!
きっと、二人で一緒に作ったら パティシエが作るやつに匹敵する美味しいのが出来るよん♪」
のニコッとした笑顔は、太陽のように輝いていた。
(・・・クソッ。コイツ、ついこの間までクソガキな性格してたくせによ・・・!)
まるで俺が、お前に惚れてるみてぇじゃねーかよ!!
桃は返事をせず、
に言われた通りにプリン液を作り始める。
ボウルを用意して卵を割り入れている桃を見られるなんて・・・なんてことを
は内心思っていた。
だけど、その光景はちょっと可愛くて思わず吹き出しそうになる。
だって、桃はプリン大好きだもんね^^
「桃って、可愛いね!卵を割り入れるトコなんて、滅多に見られないし。
もしかして、私超幸せ者って奴?桃とこうやって、ラブラブしながらプリン作れるしさ!」
「なっ・・・!?////ら、ららららラブは余計だッッ!!毎日そうだろーがっ・・・・/////」
「・・・・・・・・・!!桃・・・・・・・・・・桃だぁ〜いすき!!!!!!」
は砂糖と水を入れた耐熱容器をレンジに入れると、ガバッ・・・と桃に抱きつく。
「桃、凄いカッコイイよ、カッコイイ!!私、桃と出会えて凄い嬉しい〜!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・あぁ、俺もだ」
桃は、細くて小さな身体を抱き返す。
そして、暫くそんな空間が続いた。
「んぎゃあああああぁぁぁああぁぁ!!?桃、レンジから黒い煙が出てるッッ!」
「や、やっべぇぞコレ・・・!」
二人はお互いから離れ、レンジからボウルを取り出す。
ボウルを除けば、カラメルソースが真っ黒になってしまっていていた。
「・・・・・・・・大丈夫だよね、このまま作っちゃっても?」
「――大丈夫だろ?」
桃と
は、焦げてしまったカラメルソースを全く気にしないでそのままプリンを作り続けた。
そして、浦、金、龍・・・そして後からやって来た良太郎、ハナ、ナオミ、オーナーの腹を
壊してしまったのは、言うまでもない。
「やっぱり・・・・・・・・修行しとけば良かった・・・・・・」
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